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さくらインターネット、専用サーバ系サービスにハイエンドサーバモデルを追加
〜拠点間VPN+サーバ仮想化でバーチャルプライベートクラウド環境の構築も可能に〜

国内最大級のバックボーンネットワークを有しインターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:田中 邦裕)は、専用サーバ系サービスを改定し、ハイエンドサーバモデルの追加と、セキュアなネットワークでプライベートクラウド環境構築が可能なバーチャルプライベートクラウドの提供を、2011年2月16日より開始いたします。また、本改定に伴い、複数台ホスティングサービス専用サーバ Platformを「専用サーバ Platform Ad」に改称いたします。

近年、クラウドコンピューティング市場は仮想化技術の進歩やIT資産の「所有」から「利用」への流れなどにより、飛躍的な成長を続けております。 IT専門調査会社IDC Japanによると、2014年の同市場は2009年比4.9倍の1,534億円になると予想されております。*このような中、ITインフラを支えるサーバ環境へのニーズも変化してきており、複数台の仮想サーバを運用できるハイスペックな物理サーバがほしい、プライベートクラウド環境をホスティングで実現したいといった声が聞かれるようになってきました。

当社は、このようなお客様の声にお応えしていくため、よりハイパフォーマンスなサーバ環境を提供すべくCPUを2基搭載したハイエンドなサーバモデルの追加と、一部メーカー製サーバのリニューアルを行います。そして、専用サーバ Platform StおよびAdにて「Citrix XenServer 5.6」(無償版)の提供を開始するとともに、専用サーバ Platform Adにおいて、お客様の拠点と当社データセンターをセキュアなネットワークで接続する「拠点間VPN(Virtual Private Network)」の提供を開始します。これにより、拠点間VPNとサーバ仮想化を活用したバーチャルプライベートクラウド環境の構築が可能となります。
* 出展:IDC Japan株式会社 プレスリリース「国内クラウドサービス市場予測を発表」(2010年9月)

尚、本改定の詳細は以下の通りとなります。

ハイエンドモデルの追加とメーカー製サーバのリニューアルについて

専用サーバ「RAID」プランおよび専用サーバ Platform Stに、新たにQuadCore Xeon 2CPUモデルを追加します。専用サーバ「アドバンスド」プランと専用サーバ Platform Adでは、Fujitsu RX200 S5 QuadCore Xeon 2CPUおよびFujitsu RX200 S5 QuadCore Xeon 2CPU XLargeの提供を終了し、NEC E120b-1 QuadCore Xeon 2CPUモデルの提供を開始いたします。

新サーバモデルの仕様と料金

サービス名 モデル/仕様 初期費用 月額料金
専用サーバ
RAIDプラン
QuadCore Xeon 2CPU
QuadCore Xeon L5506 2.13GHz×2
メモリ:4GB(最大16GB)
HDD:500GB(RAID1)
199,800円 15,800円
専用サーバ
アドバンスドプラン
NEC E120b-1 QuadCore Xeon 2CPU
QuadCore Xeon L5630 2.13GHz×2
メモリ:4GB(最大16GB)
HDD:SAS 600GB(RAID1+0)
0円 35,800円
専用サーバ
Platform St
QuadCore Xeon 2CPU
QuadCore Xeon L5506 2.13GHz×2
メモリ:4GB(最大24GB)
HDD:500GB(RAID1)
199,800円 4,200円
専用サーバ
Platform Ad
NEC E120b-1 QuadCore Xeon 2CPU
QuadCore Xeon L5630 2.13GHz×2
メモリ:4GB(最大48GB)
HDD:SAS 600GB(RAID1+0)
0円 26,250円

※ 専用サーバ Platform Stのご利用に際しては、別途、基本プランのお申し込みが必要となります。

※ 専用サーバ Platform Stおよび専用サーバ Platform Adは、別途、基本プランのお申し込みが必要となります。

バーチャルプライベートクラウド環境の提供について

専用サーバ Platform Adでは、拠点間をセキュアに接続可能なVPN(Virtual Private Network)用のアプライアンスとして、「VarioSecure VSR700」の提供を開始します。

「VarioSecure VSR700」とファイアウォール「JuniperNetworks SSG140」、サーバ、OS「Citrix XenServer 5.6」(無償版)、共有ストレージ(NETGEAR ReadyNAS 2100)の組み合わせにより、バーチャルプライベートクラウド環境の構築が可能になりました。

バーチャルプライベートクラウド環境の構築イメージ

専用サーバ Platformサービス名の改称

最大20台までサーバとネットワーク機器を組み合わせて利用可能な専用サーバサービスとして「専用サーバ Platform St(StはStandardの頭文字)」と「専用サーバ Platform」を提供してまいりました。この度、「専用サーバ Platform」を「専用サーバ Platform Ad(AdはAdvancedの頭文字)」に改称し、コストパフォーマンスと短期利用のニーズにお応えする「専用サーバ Platform St」と機器のパフォーマンスや構成の自由度を追求する「専用サーバ Platform Ad」の違いを、サービス名称にて明確化することにいたしました。

以上

■さくらインターネット株式会社
本 社:大阪市中央区南本町1丁目8番14号
設 立:1999年8月17日
従業員:165名
資本金:8億9530万円
売上高:78億1246万円(平成22年3月期)

■この報道資料の問い合わせ先:
さくらインターネット株式会社 企画部 広報宣伝チーム
TEL:03-5332-7072 FAX:03-5332-7080 問い合わせフォーム:https://sakura.f-form.com/sakurapr

■一般のお客様の問い合わせ先
さくらインターネット カスタマーセンター
TEL:0120-775664 E-mail:support@sakura.ad.jp