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長野県塩尻市、長野県松本工業高等学校、さくらインターネットが協力して
IoTを活用した市道の交通量調査を実施

長野県塩尻市(以下、「塩尻市」)、長野県松本工業高等学校(以下、「松本工業高校」)、さくらインターネット株式会社は、塩尻市の市道における交通量調査を2017年7月28日から実施します。交通量を測る計測器には、さくらインターネットのIoTプラットフォーム「sakura.io」※1を採用し、松本工業高校の生徒が開発を行います。

塩尻市では、道路インフラの整備、維持管理の計画をする上で、非常に重要となる交通量の計測にIoTを活用し、市道橋の維持管理計画等の策定に役立てます。

また、計測器の開発には、電子工学に精通している松本工業高校が参画し、3年生の課題研究授業の一環として取り組みます。開発に携わる生徒3名は、計測器のデザイン・設計、設置ならびに取得したデータの分析までを担当し、分析結果を塩尻市に提出します。この計測器は、LTE閉域網で接続できる「sakura.io」を組み込んでいるため、Wi-Fi環境がない屋外でも安全に計測できます。

なお、塩尻市は、交通量調査の分析結果をオープンデータ化する予定です。

本交通量調査のシステム開発を担当する生徒を指導する松本工業高校の三澤 実 教諭は、「最新の技術を活用した産学官連携の取り組みに、本校の生徒が参加出来ることを嬉しく思います。本校においても、未来のIT人材の創出に向けた今後の授業のカリキュラムの作成にも役立つと考えられます。」と述べており、生徒も「地域における問題点を自分たちが学んでいるICTやIoT技術で解決する取り組みに参加し、自分たちで設計・開発した機器が実際に役立つことが大変うれしく、また、やりがいに感じます。今後もこのような取り組みに積極的に参加していきたいです。」と意欲を見せています。

塩尻市、松本工業高校、さくらインターネットは、産学官の連携により行政の課題解決に取り組み、IoTによるスマートな街づくりへの参考になるよう、本交通量調査を行ってまいります。

※1「sakura.io」はモノとネットワークでデータを送受信するための通信環境、データの保存や処理・売買に必要なシステムを一体で提供するIoTのプラットフォームです。
 (ウェブサイト:https://sakura.io/

※ プレスリリースに掲載されている内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。

この件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

・塩尻市役所
 交通量調査に関すること
  建設事業部建設課 柏原 禎磨
  TEL:0263-52-0280(代表)
 情報化に関すること
  企画政策部情報政策課 小澤 光興
  TEL:0263-52-0659

・長野県松本工業高等学校 電子工業科 三澤 実
 TEL:0263-25-1184

・さくらインターネット株式会社 広報担当
 TEL:03-5332-7072 問い合わせフォーム:https://sakura.f-form.com/sakurapr