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衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」に、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング提供の人口統計情報「モバイル空間統計」と、JAXAの人工衛星である「つばめ」の画像を追加

 さくらインターネット株式会社が経済産業省より受託運用する、クラウド上で衛星データの分析ができる日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」に、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する人口統計情報「モバイル空間統計」と、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の人工衛星「つばめ(SLATS)」の画像を追加しました。

モバイル空間統計

 株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモ契約の携帯電話がアクセスしている基地局エリア情報を基に作成される人口統計情報です。「性別」「年代」「居住エリア」「国・地域」などの切り口から人口統計を分析することができます。エリアの分布や人々の動きを、時間帯ごとに継続して把握できることが最大の特徴です。このたび、1都2府13県の人口統計情報を追加しました。

・実際にTellus上で東京の人口統計情報を表示した画像

つばめ(SLATS)

 「つばめ」は、JAXAが技術実証を目的に開発運用した超低高度軌道試験機です。2019年4月2日~5月10日までの間、解像度1m以下で地表を観測していました。今回、5月15日にTellusで公開した35枚の画像とあわせて、56地点267枚の画像を閲覧できるようになりました。

・つばめにより撮影された神宮球場の画像

 「つばめ」のデータの使い方について、Tellus公式オウンドメディア「宙畑」で記事を公開しておりますのでぜひご覧ください。

  • 【ゼロからのTellusの使い方】Jupyter Notebookで「つばめ」(SLATS)による高解像度画像を取得する(宙畑)
    https://sorabatake.jp/5592/

 

 さくらインターネットは今後も随時Tellusのアップデートを行い、より魅力的なプラットフォームにすべく尽力いたします。そして、Tellusを通じて衛星データと地上データの産業利用を促進することにより、衛星データによる新たな価値創造による日本の経済力強化へ貢献してまいります。

Tellusについて

概要

 Tellusは、さくらインターネットが経済産業省の「政府衛星データのオープンアンドフリー化・データ利活用促進事業」を受託し、開発・運用に取り組んでいる衛星データプラットフォームです。衛星データや衛星データを扱うさまざまなツールの提供、アプリケーションなどの開発環境、衛星データ活用のためのトレーニングおよび衛星データコンテストなどの教育コンテンツ、そして衛星データを活用するためのさまざまなドキュメントを提供するオウンドメディアといった機能を有します。また、Tellusには衛星データに加え、気象、人流などの地上データを順次搭載しています。
本プラットフォームの名称は、宇宙から得られる地上のデータにより豊かな未来を作り出したいという意を込め、大地の女神「Tellus(テルース)」から取っています。

参考情報

  • さくらインターネット、クラウド上で衛星データの分析ができる日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」を運用開始 〜衛星と地上データによる新たなビジネス創出に寄与し、日本の経済力強化へ〜(プレスリリース)
    https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/pressreleases/2019/02/21/1968199564/
  • 人工衛星の最期の仕事とは?運用終了した「つばめ(SLATS)」の成果を振り返る(宙畑)
    https://sorabatake.jp/7985/