さくらインターネット、「さくらのVPS」でマルチリージョン対応を開始
〜サーバを収容するデータセンター拠点を選択可能に〜

インターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：田中 邦裕）は、完全仮想化による仮想専用サーバサービス「さくらのVPS」において、サーバを収容するデータセンター拠点を選択可能とするマルチリージョン対応を導入し、2012年10月18日より提供開始いたします。

「さくらのVPS」は、専用サーバの自由度と仮想サーバならではの使い勝手を合わせもつ仮想専用サーバサービスで、Linuxカーネルの仮想化技術であるKVMを採用しています。高性能・高スペックかつ低価格という圧倒的なコストパフォーマンスに加えて、完全仮想化の恩恵による豊富なOSの選択肢やWebブラウザから使えるリモートコンソール機能など、使い勝手にも優れた国内屈指のVPSサービスです。

VPSに代表されるホスティングサービスでは、すべてがインターネット上のサービスとして提供されるため、場所を意識する必要がないことが特徴でしたが、バックアップやDR（ディザスタリカバリ）対策への意識の高まりにより、場所を意識できることに意味が生まれてきました。今回のマルチリージョン対応により、お客様サーバを収容するデータセンター拠点を選択することが可能となります。データセンター拠点は石狩リージョンと大阪リージョンの2つで、お申し込み時にどちらかを選択いただきます。異なるリージョンに複数のサーバを用意いただくことで、万が一のアクシデントや災害発生時に備えたバックアップなどの運用も可能です。

石狩リージョンは、昨年11月に稼働を開始した国内最大クラスの大規模データセンターである石狩データセンターにて提供します。北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房による消費電力の削減、低エネルギーコストの実現に加え、地震、津波、液状化などの災害発生リスクが低く、東京・大阪といった日本の中心となる大都市圏から地理的に離れている利点もあり、バックアップ、DR拠点としても最適なデータセンターです。大阪リージョンについては、堂島データセンターにて提供します。

以上