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さくらインターネット、「ASP・SaaS・クラウドアワード2012」を受賞
〜石狩データセンターが「ベスト環境貢献賞」を獲得〜

インターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:田中 邦裕)は、特定非営利活動法人ASP・SaaS・クラウドコンソーシアム(略称:ASPIC)が主催する第6回「ASP・SaaS・クラウドアワード2012」のデータセンター部門において、ベスト環境貢献賞を受賞いたしました。

「ASP・SaaS・クラウドアワード2012」は、日本国内で優秀かつ社会に有益なASP・SaaS、クラウドサービス、データセンターを表彰し、これら関連業界の活性化、社会情報基盤の健全な育成、さらには日本経済の発展に寄与することを目的とするアワードです。本アワードは、ASP・SaaS部門、データセンター部門、ユーザ部門の3部門構成となり、「石狩データセンター」がデータセンター部門のベスト環境貢献賞を受賞いたしました。

石狩データセンターは、昨年11月に北海道石狩市に開所した郊外型大規模データセンターです。北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房の採用により、従来型のデータセンターと比較して空調の消費電力を約9割削減し、PUE※11.1台※2を達成しています。外気冷房の活用に加え、さらなるエネルギー効率の向上を目指し、従来の交流(AC)方式より最大で2割程度の電力を削減できるHVDC※3給電システムの実証実験を進めております。この様な取り組みが評価され、ベスト環境貢献賞を受賞いたしました。

当社は、石狩データセンターで世界最高水準の省エネ、低コスト、低環境負荷を実現し、日本のITコストを世界標準にすることを目指していきます。

石狩データセンター外観写真

石狩データセンター外観写真

※1 Power Usage Effectivenessの略でデータセンターのエネルギー効率を示す指標の1つ。PUE値とは、データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で割った値である。いくつかの算出方法があるが、当社ではもっとも一般的であるL1(UPS設備以降の消費電力をIT機器の消費電力とする方法)を採用している。

※2 PUE1.15(2012年3月27日のデータ)

※3 High Voltage Direct Currentの略で高電圧の直流での給電方式を意味する。HVDC 12V方式は、300Vを超える高電圧直流を集中電源で12Vへと降圧した上でそのままサーバに給電する方式。

第6回「ASP・SaaS・クラウドアワード2012」授賞式(2012年6月20日開催)

第6回「ASP・SaaS・クラウドアワード2012」授賞式(2012年6月20日開催)

参考資料>■石狩データセンターの外気冷房の仕組み

石狩データセンターでは、北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房により、ほぼ通年でサーバルームの外気冷房が可能です。低温の外気とサーバからの排熱を混合し、最適な温湿度の冷却風をサーバルームに供給します。データセンター建屋の軒下から取り入れた外気は、フィルターを通り、空調機にて最適な温湿度に調整した後に、サーバルームに送り込みます。サーバルームの空調は、壁面から冷却風を供給する「壁吹出方式」と天井から冷却風を供給する「天井吹出方式」を採用しています。

石狩データセンターの外気冷房の仕組み

石狩データセンターの詳細

http://ishikari.sakura.ad.jp/

特定非営利活動法人ASP・SaaS・クラウドコンソーシアムについて

http://www.aspicjapan.org

以上

■さくらインターネット株式会社
本 社:大阪市中央区南本町1 丁目8番14号
設 立:1999年8月17日
従業員:180名
資本金:8億9530万円
売上高:91億6,462万円(平成24年3月期)

■報道機関からのお問い合わせ先:
さくらインターネット株式会社 広報宣伝室
TEL:03-5332-7072 FAX:03-5332-7080 問い合わせフォーム:https://sakura.f-form.com/sakurapr